会社経営者って、孤独ですよ。サラリーマン社長は良いかもしれませんが、、1代で起業して、従業員が少ない中小企業の経営者はすごい孤独を感じると思います。売上や利益も少なく、ギリギリでやっている経営者は大変です・・・
サラリーマンの方が精神的プレッシャーは少ないので、サラリーマンに戻れるなら、、、戻ったほうがよっぽど楽をあじわえると思います。
経営者は心休まる時間が少ないです。どんなに仕事がうまくいっていたとしても、安定とは程遠い立場でしょうから。
プライベートの時間を切り売りして、それでも仕事がうまくいかなくなって、人件費や広告費、仕入れ費用がかさんでしまい・・・毎月数十万円から数百万円の赤字・・・会社の資産がどんどんなくなっていく、借金がどんどん増えていく・・・胃が痛い、テレビが面白くない、誰にも相談できない、どうすれば良いのかわからない・・・
中小企業の経営者だったら、倒産危機は誰だって遭遇しているものです。こんな辛い気持ち、なかなか理解されませんよね。
会社はいつか倒産するもの
会社はいつか倒産するものです。100年、200年と存続できてる会社はこれから増えてくるかもしれませんが、、
それでも、30年から40年もてば良いほうです。
病気になってしまい、会社の展望が描けなくなってしまい、自主的に会社を廃業する解散する方もいれば、借金が増えてしまい支払いができなくなってしまい、破産や特別清算される方、また夜逃げしてしまう方もいるのでしょう。
中小企業白書の会社廃業率や国税庁の会社生存率などで、会社の生存率をはかるデータが公表されています。
10年以内の倒産確率
会社の倒産率は10年以内で90%超のようです。多くの会社は10年持ちません。
10年持っている会社でも、倒産危機があった会社は多いでしょう。僕が経営している会社でも倒産危機は何度も訪れました。
また僕がサラリーマンとして今まで働いていた会社はすべて倒産しました。
不動産関連の会社4社です・・・笑 不動産売買系 2社、賃貸系 2社です。今頃、当時の社長たちはどういう生活を送っているのか、いまだに気になります。そりゃ、当時働いていた会社ですもの。
売買系の社長の一人は急性心不全で若くして亡くなってしまい、もう一人の社長は会社破産してから数年後にまた会社設立してうまくいっていますね。賃貸系の社長たちはわかりませんが…
解散なのか破産なのか
従業員を解雇して、借金や税金などの支払いを終えてから、解散できる分にはまだ良いかもしれません。解散でなく、会社破産するとなると、社長個人は自己破産するのか、それとも、個人としてその先ずっと借金の支払いをしていくのか、苦労が当面残るかもしれません。それに再度サラリーマンとして働いていく、仕事先を見つけるということは大変でしょうから…
僕みたいに独身男性であれば、自由に動けるとは思いますが、家族や子供がいれば簡単には動けません。
再度、起業しなおす、、そんなことを家族がゆるしてくれるでしょうか。まあ、会社倒産した時に、また起業したい!そんなこと考えられないでしょうけど笑
僕の勤めていた不動産会社はみな倒産している
さきほど、あげた4社は倒産しています。
それと知り合いの不動産関係の会社2社潰れたし、知り合いの友人の飲食店も潰れそうだし、けっこう周りでやばい人多いです笑
不動産売買は市況の影響をもろに受けるため、リーマンショックのようなことが起きると、、どの会社も潰れかけます。
多くの経営者は孤独なんだよね
経営者になってみると、わかると思いますが、本当に孤独をあじわいますよね。
多くの経営者は中小企業です。従業員や家族を養わなければいけません。
売上や利益が出ているときは良いですが、売上が下降していく赤字が拡大していく・・・そんなときは経営者が責任もって舵をきっていかなければいけないため、メンタルが強くなければ・・・なかなかしんどいことです。
サラリーマンのときであれば、上司や同期、部下という存在がいて、愚痴り合ったり励まし合ったり飲みに行ったり、そんな機会が多くありました。経営者になってしまうと、従業員と愚痴り合う、飲みにいくなんて対等な立場はないでしょうからね、、、なかなか心が休まらないものです。
まぁ、でもしょうがないですよね。勤めていた会社のやり方に納得がいかなくて、自分がやりたいことを成し遂げたくて、もっと年収を稼ぎたくて、みな独立してるわけですからね。
旦那や彼氏の会社がつぶれてしまったら・・・
もうね、支えてあげてください・・・としか言えません。本当に辛い時期でしょうから。
会社がつぶれそうな時、つぶれてしまった時に、、、精神はどん底のはずですからね。
『家族の生活はどうなるの?』 『すぐに働き先をみつけないと、だめじゃない?』 『会社経営には向いていなかったのよ』 『私はいないほうがよいよね』 こんなこと言う妻や彼女がいたら、、もう経営者の方がかわいそうとしか思えない・・・
『死ぬわけじゃないんだからいいじゃない』 『会社つぶれるっていう経験を味わえただけ、十分な人生をおくれてるわよ』 『あなたと一緒にいれるだけで、幸せだから私はどんなことがおこっても平気よ、、、今は考えすぎることをやめたら?』
こんなことを言ってくれる妻や彼女がいたら・・・・僕も結婚したいと思うけどな笑 現実はどうなんでしょうね。
僕にも倒産危機が何度もあった
会社倒産危機ありましたよ。24歳の時に会社設立して今は7年目ぐらいなんですが、2回から3回ぐらい倒産危機ありましたかね。
最初の会社倒産危機は設立して1か月目です。あほですからね笑
以前、マンション販売の会社で働いていた時の同僚を会社の創業メンバーになってくれと誘ったんです。
何故、その同僚を誘ったかというと、その同僚は賃貸仲介で閑散期でも毎月100万円以上の売上をたてている、会社では出来る営業マンとして重宝されているということで、、、活躍ぶりをしょっちゅうきかされていたからです。
いざ、会社設立して、一緒に働いてみると、その同僚は2か月から3か月・・・売り上げゼロ・・・・この間、接客したお客さんの数、10組以上・・・(+o+) 普通の営業マンでも2組から3組接客すれば1組は成約になるものなんですが・・・
問題はそれだけではありません。
当時の僕も、賃貸の営業は出来ても、賃貸の集客や広告に関しては無知の状態でした。
AthomeやSUUMOといった不動産サイトに掲載料を月に40万円から50万円支払って、物件掲載をするのですが、その不動産サイトによる問い合わせ数は10組程度・・・・普通の賃貸の仲介会社は100組ぐらい問い合わせ数をならせられるみたいですから・・・それを考えると、広告の掲載の仕方が超下手だったんです。
それでも数少ない問い合わせのお客さんを、僕と同僚で半々に割り振って担当していましたが・・・月の売上は50万円から60万円程度。初月から赤字50万円位のスタートです・・・賃貸の繁忙期なのに笑 会社設立してそうそうに目の前が真っ暗になりましたよ・・・(+o+)
会社設立してから5か月目で、その同僚はやめてしまいました。まあ、やめさせたようなものですが・・・(+o+)
僕一人で再スタートです。その後は、色々悪戦苦闘しつつも、賃貸仲介の売上をコンスタントにあげていって、従業員を雇うこともできました。
会社倒産危機2回目は2013年の時に、自社サイトがgoogleの検索エンジンのペナルティにあってしまったのです。2011年や2012年の時にもペナルティにあっていましたが、2013年に完全にとどめをさされました。
今までyahooやgoogleの検索結果に上位表示できてた賃貸関連のキーワードが軒並み表示されなくなってしまい、売上が5分の1以下に、、集客数や問い合わせの数も3分の1以下に・・・・(+o+)
もちろん、数か月間赤字ですよ・・・ひどいときで1か月100万円ぐらいの赤字・・・
会社をやめよう、再就職しよう、まだ30歳前だから間に合うかもしれない・・・ずっとそのようなことばかり、考えるようになりました。
経営者は常日頃から孤独かもしれない
当時は同棲していた彼女もいて、結婚も考えていました。。。
だが、売上が減ってしまい、目の前が真っ暗になってしまい、住んでいた家賃は18万円の六本木の賃貸マンションで支払いが多い・・・誰にも相談することが出来ず、、辛い日々をおくっていました。
昔一緒に働いていた同僚や、学生時代の友人に電話をしても、、、なんて相談をしたらよいのかわからないんですよね。ありきたりの返答しか返ってこないですから・・・・
当時同棲していた彼女にたいしても・・・・相談なんてできなかったですね。それどころか振られたらどうしよう・・・なんて思ってました笑
経営者が会社経営の相談をするとしたら、別の経営者に相談をするべきです。サラリーマンに相談をしても良いアドバイスはなかなかもらえないでしょう。
倒産の危機
毎月、会社の口座から数十万円から数百万円なくなっていったら・・・倒産の危機を感じます。
しかも売り上げがいつ元に戻るのかわからない、売上の戻し方がわからない・・・
僕はそんな状態でしたね(+o+)
人生が真っ暗になる
人生が真っ暗になる・・・そんな経験はサラリーマンの時にはしてきませんでした。
だって、毎月数十万円から数百万円、口座から消えていくなんて経験しないでしょ。
めちゃくちゃ精神がしんどくなるはずです。
朝起きるのが辛いです。経営者なのに、会社にいきたくないんです。現実逃避をしたいんです。
彼女と喋っていても、友達と会って喋っていても、頭のどこかには常に焦りと不安と焦燥感があるのです。まったく楽しめません。安らぎなんてありません。
そりゃ、そうですね。
俺なら、絶対に会社を成功させられるはず、サラリーマンの時には営業成績がトップだったのだから
営業成績がトップだった俺が、、がむしゃらに働けば、絶対にむくわれるはず!僕の場合にはそんな安易なこと考えて簡単に独立したがいけないのかもしれませんね笑
僕は軌道修正できたけれども
なんだかんだで、僕は倒産危機を回避することができました。
2013年に賃貸売り上げが絶望的に落ちました。もう絶望的になって、その当時は色んな人に電話をしました。その中の一人、不動産売買の会社で働いていたときの元上司に電話をしてみたのです。その上司が会社経営者になっていて、『一度会ってやるから、ご飯食べよう!』ということで相談にのってもらいました。
なんだかんだで、その元上司から色々とアドバイスをいただき、不動産売買業で再スタート
その結果、、、今では年商1億円から2億円は超えられるようになり、なんとか会社経営ができるようになりました。
僕の場合は、相談した人が良かったです。
その人に相談してなかったら、おそらく会社を解散させて、再就職していたことでしょう。