人が死んだ物件で起きた少々気持ちが悪い話・・・

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僕は不動産関連の仕事をしています。クリーニングやリフォーム、賃貸や売買、管理関係等、なんでもやっています。

もう10年近く不動産の仕事をしているため、人が亡くなってしまった・自殺があった賃貸物件や売買物件の案内をすることもあります。

 

5年位前の話ですが、10月ごろの時期に千葉県の物件の売却相談のお電話をいただきました。

勤めている会社は東京ですが、高速に乗れば1時間から1時間半でいけるところです。

 

売主である女性から売却の理由をきくと、別居中の旦那さんが心筋梗塞でお風呂場で亡くなられてしまったそうです。

すでに亡くなった旦那さんの奥さんも別に住んでいるところがあるため、はやめに売却してしまいたいそうです。平成築の一戸建ての為、問題なく売れるだろうと判断し、売却の依頼を引き受けることにしました。

 

12月後半から1月上旬にかけて、購入希望者の方に7件から8件ほど案内しました。

ただね、毎回、東京から千葉の現地物件に到着して、玄関の前にくると体が一瞬硬直するんです。ドアノブをまわすのが少し重いというか・・・

自殺でないとはいえ、お風呂場で人が亡くなってるし、少し怖かったというのもありまして、なるべく現地物件のお客さんとの待ち合わせ時間はギリギリに行くようにしていました。

 

1回、夕方6時ごろに案内が入ってしまってお客さんを案内し終わった後、2階の窓をしめることと、電気ブレーカーを落としに物件の中に入りました。

夕方の6時ごろって、田舎の街だと、真っ暗なんです。

2階は照明がついていないし、暗くて怖いなぁ~と思いながら、2階の窓をしめてる最中にピンポーンって音が鳴ったんですよ。

ん? 誰だろう?? ご近所さんかなと思って、急いで玄関の外に出ました。

 

そしたら、誰もいないの・・・・

 

っていうか、隣地の戸建てまでの距離が数十メートル以上あるため、誰もいないのはおかしいんですよ。玄関から隣地の戸建てまでの道や接している道路に、だーれもいないんです。

ピンポーンと玄関のチャイム音が鳴ってから、10秒から20秒そこらで出たのに・・・玄関から数十メートル先まで誰もいないんです。

なんか、こわっと思って、、その時はチャイムが故障して勝手になってしまったのかなと思うようにして、急いで2階に上がって、ブレーカー落として、車にのって急いで東京に帰りました。

 

 

っていうか、12月から1月ごろにかけて、かなしばりにあっていたんです。

多い週になると、4回から5回はかなしばりにあってました。疲れてるのかなぁと思って、気にしないようにはしてましたけど。

あと幽体離脱が2回、真っ暗闇の中で十字架に縛られて何十時間と誰かに睨まれる夢を1回・・・

かなしばりをうけてる最中に、人の声や赤ちゃんの声がきこえるってパターンあるじゃないですが・・・

 

僕の場合は、かなしばりにあってる最中に耳元でずっと何かをささやかれるんです・・・

ぶつぶつ言ってような囁きで、何をささやいているのかはわからないのですが。

いや、まじで怖かったです。

やっぱり、電気を消して寝るのが出来なくなってましたね。

 

 

1月の中ごろになって、急に売主さんから売るのをいったん辞めたいと電話が入りました。

正直言うと、案内のたびに東京から千葉県まで行くのも煩わしかったし、気持ちが悪い体験をしていたので、奥さんに売却をやめる理由を聞かずにすぐに快諾しました。

 

4月に入ってから、別の不動産会社から、千葉にある物件を安くてもいいから買ってくれませんか?と電話。

事情をきくと、殺人事件があったらしい・・・

名義は以前の所有者の弟さまになってるとのこと。

あれ・・・その物件、数か月前まで僕が売却活動してた物件じゃん。

あれ・・・名義が弟さん?

 

 

3月から4月の時期になると、思い出してしまう・・・ちょっと気持ちが良くない話です。

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