数年に1回は、仕事上で危ない人と取引してしまうことがある。
危ない人と取引はしないように気を付けてはいる。
そういう危ない匂いがある人は、なるだけ避けるようにしてるんだけどね。
でも、避けるようにしてても、気付かないときもあるもんさ。
今回、内容証明を送った人も、危ないお客さんとは気づけなかった。
いや、少し危ない匂いを感じていたんだが、自分の成績に焦っていてのだろう。
BtoCの商売で高額な取引だと、そんな人と取引をしてしまったら大変だ。
だから、自分で事業をやっている人は、携帯電話に録音通話アプリの設定をしておくことは大事かもしれん。
ただの神経質なお客さんぐらいだったら、全く問題ないんだけど。
長年、営業職をしていれば、危ないお客さんに1度は当たってしまったことある人もいるじゃないだろうか。
俺からする危なそうな人とは、詐欺師や輩・政治運動家・職業不詳の人。
息を吐くように嘘をつく人、人をだますことにまったく抵抗がない人は、そこら中にいるのだ。
とくに、佐藤さんは凄かったなぁー。
嘘がうまかった。しっかりと話の設定をつくっているから、嘘と見破るまでに時間がかかってしまう。
後で振り返ってみたら、殆どの話が嘘なんじゃねーかと思ってるけど。
有名人や政治家、ヤクザに知り合いがいると広言するのは、詐欺師の共通点ですな。
〇イベックスの幹部や社長は知り合い
〇〇の社長は友達
〇〇というサッカー選手や、△△という野球選手は友達
▲▲組や関東連〇には、後輩や知り合いがいる
〇〇衆議院議員は、知り合い
その他の共通点として、連絡はまめで、良いことばかり言う。
家族や友達も紹介してくる。不動産や車は、他人名義(妻や彼女名義、知人名義のまま)にしてる。
〇〇(有名人やアイドル、取引先等)を紹介してやる、プライベートジェットに乗せてやる、めっちゃ稼がせてやる、などの過剰な期待をさせてくる。
佐藤さんは、半年ぐらい付き合ってると、なんか色々とうさんくせーなあと気づいてきたので
途中で通話録音アプリなどを使って、いざという時の為に証拠を集めるようにしてた。
なんだかんだ最終的には弁護士に依頼したので、お金も無駄にかかってしまった。
用意周到な詐欺師は、弁護士に依頼しても無駄になってしまうことがある。
だって、逃げられてしまうんだもの。どうせ、自分名義の資産もないだろうし。
弁護士も、そんなに役に立たないよ。
今回、内容証明郵便を送った相手は、金田(仮名)さんという人だ。
仕事上のお客さんだ。60代。
取引期日(支払期日)になっても、〇〇〇〇万円払わない。
こっちが電話で支払いの督促をおこなうと、わめきちらかしてくる。
そして、無茶な要求をしてくる。
まあ、だんだんと恐喝に近い言動になってくるわな。
『つぶしてやるからなー!こっちはいくらでも、出来るんだよ!力があるんだよ!』
みたいなことを言ってくるw
自称政治運動家で、色んな方面に力をもってるようだ。
こういう恐喝じみた言動に関しては、佐藤さんの件で、俺も耐性がついているw
色んな人から、恐喝を受けるようになると、もう慣れるよね。
こういう輩は、みな、力を持っていると広言してくるw 大体はうそだからw
むしろ、大声はりあげて、脅しかけてくるなんて、アホだなぁと思うわ。
自ら墓穴を掘ってしまってるのだから。
でも、恐喝じみた発言をしてしまったら、翌日以降に本人は電話にあまり出なくなってしまうのも共通点なんだけどね。
だから、なるべく通話録音アプリを早い段階でつかっておいたほうが良い。
取引をもってしまったら、しっかりと、取引終了するまで対処するしかないけどね。
しょうがない。
そういう輩と関係をもってしまったのが運の尽きと思うしかあるまいw
まず、やるべきことは、金田氏の名義の資産があるかどうか。
これは探すのが中々大変だった。知り合い、代理人、関係者に接触して、うまく情報を引き出す。
そして、うまーく代理人から情報を聞き出すことに成功した。
代理人がアホだったおかげです。いや、むしろ代理人が良い人というか、人を疑わない人だったからだろう。
金田さんの土地建物の所在が3つ程、聞き出せた。
しかし、2つが、田舎にある更地・・・まったく評価が無いわ。
こんなん売れるモノじゃないし。
もう1つは、数百㎡の建物がたってる広大な土地。
悪くは無いんだけど、根抵当が入っちゃってる(´・ω・`)だめだこりゃ
差し押さえできる資産はこれ以上探し出せなかった。
弁護士に依頼するのはお金がもったいないことだから、なるだけ自分で出来る限り動く。
とりあえず、黙々と電話で支払い督促(しっかりと録音しておく)をする。
念のために、配達証明郵便、内容証明郵便も送っておく。
まずは、配達証明郵便
いつ届いたという事実を証明したい場合には、配達証明郵便を利用するのです。
配達証明のスタンプが押されるから、相手を動揺させるという意味では若干の効力はあるかな?
先方との取引解除通知ということで、まずは配達証明郵便で送りました。
約1000円ぐらいかかったかな(定型+速達代+一般書留+配達証明)
そして、金田氏本人は、ここら辺から、電話にまったく出なくなってしまった。
代理人に電話をしても、事情や取引内容を理解してなくて、話にならない。
その1週間後に内容証明郵便(配達証明付き)
どういう文書を送付したのか後日の証拠として残す必要がある場合には、内容証明郵便を利用するのです。
さすがに相手方にも本気であることが伝わります。プレッシャーをかけられるでしょう。
金田氏に、違約金を請求する内容で、内容証明郵便を送りました。
送付文書が2枚だったので、約2000円ぐらいかかったかな(定型+速達代+一般書留+配達証明+内容証明+2枚目)
内容証明は1枚当たりの字数や行数の制限がある。
内容証明郵便を送るために、会社と郵便局を3回も往復しちゃったわ。
郵便局に行った1回目は字数制限のことを知らなくて、2回目は字数がオーバーしたりしてて、
3回目は郵便局の方が多少訂正をしてくれたが、無事に内容証明郵便の手続きが出来た。
これを金田本人と代理人の2人に送ったもんだから、約4000円もかかってしまった。
なぜ、代理人にも送ってたかというと、どうせ金田本人の住所は宛先不在で戻ってくると思っていたから。
案の定、宛先不在で1週間後に戻ってきてたけどね。
こういう、うさんくさい奴は、本当の住所を教えてこなかったりする。
金田氏に送った郵便は宛先不在で戻ってくる
代理人に送った郵便は無事に届いたようだ
内容証明郵便を送ってからも、本人にしつこく電話。
ショートメールでメッセージを送る。
代理人にもしつこく電話。
Eメールでメッセージを送る。
すべて録音や記録をつけておく。
本来の支払日から1ヶ月から2か月位経ったら、弁護士に依頼しようかなぁと思ってた。
十分に証拠も集まっていたし。
ゴミみたいな田舎の不動産だったけど、差し押さえても良かったし。
だが、違約金を請求するという内容証明が、功を奏したのか、本来の支払日から遅れること1カ月後に無事支払いをしてもらえた。
どうやら知人にお金の用立てをしてもらったようだ。
取引の際に、数か月ぶりに金田氏本人と会った。
『気を付けたほうがいいよ。俺は事件屋だから。』なんてことを言ってただが。
まけおしみw
さっさと引退しろ、60代のおっさんが。
こういう約束を守らない輩は、気の弱い人や大人しい人に被害を与えないでくれるといいんだけどな。