他人のためにお金をつかうことは幸せになれるらしい。
マイケル・ノートン博士という「幸せをお金で買う」5つの授業という本の著者が、TEDでプレゼンをした。
マイケル・ノートン博士がTEDのプレゼンテーションで、とある実験結果について語ったのだ。
コロンビア大学生をターゲットに実験を行ってみた。
学生に5ドルから20ドルのお金を渡して、夕方の5時までにお金を使ってもらうという実験。
Aグループの学生には自分の為にお金をつかってもらう、Bグループの学生には他人の為にお金をつかってもらう。
お金を渡した時と使った後、の幸福感を調査するという内容。
そしたら、他人の為にお金を使ったBグループの学生は幸福感が増し、
自分の為にお金を使ったAグループの学生は変化なしという結果になったそうだ。
だれかの為にお金をつかったという事実は、自分に幸福をもたらしてくれる。
じゃあ、女性にお金をがんがん使えばいいかというと、そうではないよね。
女性とのデート代や食事代は、自分のためにお金をつかっているようなもんだから。
女性と関係をもちたいという、男性の思惑があるもんな。
ノートン博士のプレゼンを見ても関係ないだろう。俺は自分の為にお金を使っていくに決まっている。
独身33歳なんだから、なおさら、そうだわ。
家族がいるわけでもないし、彼女がいるわけでもない。
最近のストレス解消は、買い物だな。稼いだお金で、洋服をバンバン買っていく。
今日もファッション雑誌を見て、「この服買いたいなぁ~明日、買いにいこかな。」なんて思っている。ほんで、買いに行く。
ネックレスも買いたい。靴も買いたい。バッグも買いたい。
欲しいものが沢山あるのだ。
まあ、そんな俺も最近では、「寄付とかしよーかな」って、たまに思うこともある。
他人のためにお金を使うといえば、寄付だよな。
自分の収入の1%を寄付するとしたら、俺の実質年収が3000万円だから年間30万円の寄付をするということになる。
しかし、どこの団体に寄付したら良いのかもわからない。怪しい団体も多そうだし。
怪しい団体に寄付してしまったら、お金を有効活用してくれるのかどうかもわからない。
某団体に寄付したら寄付金額の20%は経費として持っていかれちゃうみたいだし。
ふるさと納税以外にも、寄付の税制が色々整備されたら、寄付額も増やしたいと思うかもね。
米国では寄付の税制も整っているから、大富豪や金持ち達が寄付に積極的になっている。
まあ、とりあえず、今年もふるさと納税ぐらいはやるけどさ。でも、幸福感は増さないだろう。
それに某団体に30万円を寄付する位だったら、身近な人間につかったほうが、直接ありがとうって言ってもらえるよね。
それじゃあ、寄付をせずに、身近な人間のためにお金をつかうべきか!?
友達に月3万円ぐらい奢ってあげればいいのかな。
何故、俺がこんなことを思っているのかというと、ここ数年で自分の収入が一気に増えてきているからだ。
自分の収入が多くなってくると、周りとの収入格差を非常に感じてくる。
俺の4年前の実質年収なんて500万円ぐらいだった。それが今では3000万円だよ。
だから、お金の使い方も下手なのかもしれない。
それに、金持ち同士でつるんでいるのであれば、そんなこと思わないんだろうけど、
俺は昔からの連れとしか、つるんでいない。
友人も、家族も、そこそこに貧乏だ。
俺の実質年収は3000万円を大きく超えている。
俺の友人や先輩達の平均年収は350万円から400万円前後だろう。
だから、友人と遊んでいると、この収入格差がしんどいなぁと思う時があるのだ。
ここ1か月間でしんどいと思った出来事をあげてみる..
・2週連続で、居酒屋一休に誘われる(居酒屋一休は、客の殆どが大学生か20代前半の子達である)
・女性との飲み会でワインのボトルを入れようとしたり、女性にタクシー代を出そうとしたりすると、後で怒られる
・居酒屋に入って生中の値段が600円を超えていたら、「高いから別のお店に行こう」と、言われる。
いちおう、俺の年齢は33歳。もう立派な大人なわけよ。
大学生ばかりが集まっている居酒屋に毎週付き合わされるのは、しんどいよ。
たまーーにだったら、いいけどさ。
これが、後輩だったら、まだ許してあげよう。ていうか、もっと高いお店で奢ってやるわ。
一回り年上の先輩だと、もっとキツイ。
それに終電過ぎてまで女性が付き合ってくれてんだったら、タクシー代ぐらい出してあげてもいいじゃん…
って、今の俺は思ってしまうんだなー。
おい、T先輩。
お前のことだぞ。
43歳にもなって、しっかり働けよ。いつまでも独身である43歳のT先輩。T先輩は、飲みの度に必ず説教はしてくる、駄目だしをしてくる…
グチグチ説教ばっかしてきやがって。
ここのお店が高すぎるから、他の店に行こうだって??? ふざけんなよ!お店に入ったばかりじゃねーか!
あとな、おれに仕事のことで説教してくるんじゃねえ!
お前よりもはるかに納税してるし、社会貢献もしてるわ。
お前の年収の6倍以上あるわ! それぐらい仕事をがんばってるんじゃい!
お前のコト、何度も合コンや飲み会に呼んであげてるのに、女性とLINE交換をした回数…ここ1年で1回もないじゃねーか!!!
女性の前だと、緊張してるせいか口が真一文字になりやがって。最終的には女性陣から「あの人は二度と連れてこないでね。」って言われてるんだぞ、おめーは。
いい加減にしろよプライドだけは高いクソ野郎…
まあ、いいけどさ…
T先輩は大事な独身仲間でもあるしな。
T先輩はともかく、周りの友人と収入格差が生じていると、しんどいなぁと思うことが多いんだよ。
友人との会計時は、少し多めに出してるけどさ。
それでも、年収3000万円と年収400万円の収入格差がある場合には、会計はぜんぶ俺が出してあげるべきなのか…
後輩だったら、全部出してあげてもいいんだけどさ。
先輩でも、俺が奢るって、ちょっとキツイな。
それに、堂々とお金の話も出来ない。お金の話をすると、「奢れよ!!」って切れられる…
お金持ちは堂々とお金の話をする。貧乏人はお金の話をしたがらない。
よく言われることだけど、これはマジだから。
先輩のお金の話、仕事の話を聞いてあげていてもネガティブな話になっちゃうだけ。
そりゃそうだ、借金もしてるし、仕事では全くうだつがあがらないもの。ネガティブな話しか出てこないだろう。
そんで、俺がお金の話や仕事の話ををしたら、怒られてしまう…!!!
そりゃそうだ、俺が1ヶ月で1000万稼いだ話を気持ちよく聞いてくれる貧乏人は中々いないかもしれない…
ふざけんなよ!
こっちも、自慢がしたいわけじゃないねん。
ただ、ただ、仕事がうまくいっているだけじゃい。
だから、先輩の前では、俺が仕事話をできるわけでもなく、ひたすら話を聞いてやるだけ。
いつも、仕事がうまくいってることは、ひた隠ししてるのさ。
俺の方がはるかに年収があるのに、彼の自慢話や武勇伝をへーこら聞いてあげてると、「俺はキャバ嬢かー!!」って内心思っちゃうことわ。
そこらのサラリーマンとキャバ嬢だったら、圧倒的にキャバ嬢のほうが収入あるからね。
そんなことはともかく…身近な人間のためにお金をつかう…
毎月、3万円ぐらい、身近のためにお金をつかっていこうかな。
見返りなしで、本当に身近な人間のために。
それで幸せになれるんだったらな。
でも、T先輩には絶対に奢りたくないなぁ…